ニンゲンには様々な種類のものがいる
ご飯をくれたり、なでに来たり、話しかけてきたり、走ったり、散歩したり、ベンチに座って休んだり…
我々に対して好意的なものもいれば、無関心のものもいる
今日の観察トピックは、ニンゲンの散歩について。
散歩とはどのような行為なのだろうか。
我々猫は散歩をしないのでどういうものなのか、どういう目的なのか知らない。
猫が歩き回る時は、たいてい何かおやつ的なものがないか、狩猟欲を満たすコムシがないか、あるいはうっとうしいニンゲンから離れるためである。
一方、ニンゲンは毎日同じ時間に歩いている。一人で歩いている場合もあれば、他のものと歩くケースもあり、またあるいは、犬を連れて歩いているものもいる。
私の周りでは見たことはないが、最近は猫に紐をつけて犬のように散歩をするニンゲンもいるらしい。私自身は連れまわされることが想像できないし、周りにいる猫を見ても勝手気ままにやっているものが多いので、そのようにニンゲンに従う猫がいるというのは驚きであり、興味深くもある。
いずれの場合も、若いニンゲンは少なく、たいていは年を重ねたニンゲンが多いようだ。
年配のニンゲンの多くはのんびりしている。ベンチに座って何もせずぼーっとするものや寝ているものもいる。
実をいうと、とても親近感のわく存在だと感じている。
この傾向から、ニンゲンは年をとるにつれて猫になっていくに違いない。
私の仮説が正しければ、数百年後にはニンゲンはみな猫になっているだろう。
以上が今回の考察である
最後まで見てくれてありがとう
諸君が本日も平和に過ごせますように!